宗像裕作個展「夢見ノ本」

次回の展示のお知らせです。10月10日（木）から11月4日（月）まで、画家・宗像裕作さんの個展「夢見ノ本」を開催致します。

「本」の周りに漂う様々な記憶や感情・感覚のようなもの。本屋さん独特の雰囲気やにおい、出会うべき本を見つけページを捲る時のあの感覚。「本」から紡いだ作品を描いてくださいます。ぜひお越しください。

宗像裕作さん　個展「夢見ノ本」

2024.10.10(木)～11.4(月)

12:00-18:00(最終日16:00)

水曜定休

展示概要：　　　

私の父の実家は、東北の田舎町にある小さな本屋を営んでいました。小学生のころ、夏休みには家族で遊びに行くのが毎年恒例となっていました。古い小さな個人商店。大型書店の様な品ぞろえや華やかさはありません。どこかもの寂しさを感じていましたが、そんな雰囲気も嫌いではありませんでした。

お店の売上に貢献することもあり、父は毎回たくさんの本を買ってくれました。閉店後の仄暗い店内、棚に並ぶ本やお店の裏に山積みになったたくさんの在庫本。そんな中から読みたい本を探して回りました。

本屋さんの独特の雰囲気やにおい、そして読んでみたい本を見つけページをめくるときの何とも言えない感覚...。

今回の展示に向け「本」をモチーフとして絵を描いている中で、その時の記憶や感覚が鮮やかに蘇ってきました。

今展では、「本」という媒体から得たインスピレーションをもとに制作した絵画 20 数点を展示しています。「本」の周りに漂う様々な記憶や感情・感覚のようなものを、私なりに表現したいと考えました。お楽しみいただけたら幸いです。

宗像裕作／YUSAKU MUNAKATA

1976年 東京生まれ

2000年 武蔵野美術学園造形芸術研究科 修了

個展を中心に発表活動を続ける。