本日は新着商品の更新をさせて頂きました。
ドゥシャン・カーライの挿絵本(ちょっと珍しい本です!)や70年代の刷りのアメリカ絵本など色々と更新しました!
中でもアーノルド・ローベルの「GIANT JOHN」は恐らく74年の刷りで(初版は1964年)紙の感じも良く、また商品状態が素晴らしい状態でオススメです。
森に住む巨人のジョンが貧乏な家族のために働きに出て、お城では王さまやお姫様と仲良くなって、と、大きな話の展開やどんでん返しがあるお話ではないのですが、ローベル特有の暖かさを感じられる、良い絵本ですね。
悲しいことがあっても、それが悲しいことだとは感じられないような、とぼけた絵で語られるお話にすぐに引き込まれ、読者の心がほっこりとしてきます。
最後の方のシーンで、もうお腹が減って減って仕方なく自分の靴を食べようとするジョンのお母さんの絵があるのですが、そんな悲惨なシーンもローベルの手に掛かると何故か笑えてしまいます。
辛いことも悲しいことも、その捉え方次第で、描き方次第でほんとうにどうにでもなるのだなあ、とローベルのこんな描き方を見ると感じてしまいますね。
とりあえず自分も体調を万全にして、今年一年、楽しく頑張ろうと思います!
それではどうぞ宜しくお願いいたします。
当店のアーノルド・ローベルの絵本はこちらです。
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