「THE CHRISTMAS TEDDY BEAR」Ivan Gantschev

昨日、今日とクリスマスの本を様々更新しております。

まだまだ色々とあるので、今週はずっとクリスマス本の更新となりそうです。


こちらはイワン・ガンチェフのクリスマス絵本「THE CHRISTMAS TEDDY BEAR」

以前日本語版も出ておりましたが(現在絶版)こちらは英語版です。

クリスマスの二日前に、おじいちゃんの家へと来た、ひとりの女の子エレンのお話ですね。

雪の降る村、クリスマス前の賑やかな街、クリスマスの華やかさと静けさを、ガンチェフがそれはそれは美しく描いています。

テディベアを欲しがるエレンのために、おじいちゃんは町までテディベアを買いに行きます。道中、おじいさんは自分の今までのクリスマスを思い出し(もう70回もクリスマスを過ごしたんだ!...と)、幼い頃に自分も孫娘と同じようにテディベアを貰ったことを、そしてそれを今でも鮮明に覚えていることを、懐かしく幸福な感触とともに思うのです。

無事にテディベアも買え、帰路につくのですが、その道中で雪は強くなり、やがて嵐になっていきます…。

えっ、クリスマスに悲しいお話はちょっと…という方もいるかも知れませんが、安心してください!大丈夫です!

自分はラストシーンがとても好きです。

すべての出来事が無事に収まったあとのことです。

Everyone fell asleep early,

all except one damp little teddy bear.

He sat near the fir tree all night long with his shiny eyes wide open, waiting for a wonderful Christmas day.

誰もがもう、くたくたに疲れて早くに眠りについたのでした。

ただ、その小さな、湿ったテディベアをのぞいては。

テディベアはもみの木のそばに座り、一晩中、そのランランと輝く大きな目を開けていたのです。

素晴らしいクリスマスの一日がやってくるのを待ちながら…。

ぜひオンラインストアの方でもご覧ください。


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