日本でも多くの作品が翻訳され、その作品に親しんでいる人も多いかと思いますヤーノシュですが、当店ではその絵本を紹介するのは初めてかもしれません。
ドイツ出身のこの絵本作家の、こちらの絵本はグリム童話をヤーノシュ自身がアレンジし、現代風に翻案したものです。
日本語訳でも、文庫本などにもなっている本ですが、このドイツ語原書版では、イラストの印刷にちょっとした工夫があって面白いです。
基本的にはモノクロ印刷なのですが、一色だけ、金色だけがその中に白黒の印刷の中に輝くように印刷されている、二色印刷になっているのです。
その金色は、例えばカエルの王冠、耕される大地、夜空の星々、ミツバチ、鍵、飾り文字などに使われていて、この色のないイラストレーションの中に紛れ込んだ、別の世界から来たものの象徴として在るかのように、静かに、しかし時には燦然と輝き、このヤーノシュの物語絵本に不思議な奥行きを与えています。
当店のヤーノシュの絵本はこちらです。
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