本日はクヴィエタ・パツォウスカーの蛇腹絵本が入荷しております。
広げると10メートルにもなるこのちょっと変わった絵本はパツォウスカーの魅力がいっぱい詰まった1冊です。
特徴的な色彩。本が平面であることを拒否するかのような立体的な仕掛け。(それはこの絵本そのものがそうでもあります)
目で見て、触って、それからこの絵本をひろげてこの絵本の楽しみ方を自分で作っていく、それは既存の「絵本」という概念を軽やかに飛び越えて、まったく別の「本らしい、本に何処かよく似た、何か楽しいもの」としての、パツォウスカーの作品が浮かび上がってくる気がします。
アップするために色々と動かしながら写真を撮っていても、この絵本を撮っているのではなくて、この、絵本に似たものにまるで自分が遊ばれているような、そんな不思議な感じもしてくるのです。
既存の枠組みを超えていくことが芸術であることの条件だと思うのですが、そうした意味ではパツォウスカーは間違いなく偉大な芸術家であり、パツォウスカーの作品はただの絵本ではなく、それはもう芸術作品なのだと思います。
くらくらするほど素敵な、こんな絵本に遊ばれてみるのは如何でしょうか?
当店のクヴィエタ・パツォウスカーの本はこちらです。
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