「ゆきのこさんがこんにちは」ボリスラフ・ストエフ 作・絵 高田敏子 文 Borislav Stoev

今日は当店事務所のある横浜でも雪でした。

雪を見ていつも思い出すのはClaudine Longetの「Snow」という曲とジェイムズ・ジョイスの「ダブリナーズ」に入っている短篇「死者たち」の中で、十字架や墓石やいばら、門の上に、全ての生きているものと死者たちの上に、等しく雪が降り注いでいる、という一節です。

という訳で当店も今日は雪の絵本を。

こちらはボリスラフ・ストエフの「ゆきのこさんがこんにちは」です。

学研より絵本が幾つか出版されているので、この絵を目にしたことのある方もいるのではないでしょうか。

作者のボリスラフ・ストエフは1927年生まれ、ブルガリアの首都ソフィア出身の絵本作家/画家です。親しみやすいカラフルでポップな絵柄で楽しませてくれます。お話は詩人の高田敏子さん、児童書のお話もいくつも手掛けられていますね。

可愛らしいゆきのこたちが北風のって森や山に、街に雪を降らせるお話です。その雪のおかげで兎は雪の家をつくり、子どもたちはそりで遊び、花の種たちは雪に包まれて眠ります。

この絵本は学研フローラル絵本(りんご版)の中のひとつですが今は幾つかまとめて在庫がございますので、宜しければこちらもご覧ください。

都心で雪が積もると不便が多いですが、朝起きて雪景色に一変している時の感慨は、幼い頃から変わらずに特別な瞬間だと感じてしまいます。

当店在庫はこちら「ゆきのこさんがこんにちは」



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