「Manasa」「ANTIGONE」TARA BOOKS

今週オンラインストアに更新したものの中には、Tara books(タラブックス)のハンドメイド/シルクスクリーンの本もありました。

大量生産される現代の「製品」の中で、異様に映るほどのクオリティ、そして暖かみの感じられるモノとして魅力を持ち輝きを放つタラブックスの本は、「夜の木」や「水の生きもの」で日本でも多くのファン、愛好家を生み出し、また昨年末から今年のはじめにかけては板橋区立美術館にてこの出版社の展覧会も開催され、その美術的な価値についても評価が高まっています。

そんなタラブックスの本が3冊当店にも入ってきました。

この出版社はハンドメイド/シルクスクリーンの美しい本で有名ですが、普通のオフセット印刷の本も多く出版しております。けれど、今回入荷した3冊はどれもハンドメイド/シルクスクリーンの本です。

その中の一冊、日本でも「世界のはじまり」として翻訳出版されていたもののフランス語版「Creation」は既に売り切れてしまったのですが(こちらは再入荷可能ですので、もしご希望でしたらお問い合わせ頂くか、商品ページより再入荷リクエストをご登録頂ければと思います)、タラブックスの美しいクリエイションによる、ソポクレスの「アンティゴネー」(英語版)、そしてパリのケ・ブランリ美術館との共同出版プロジェクトの一冊で、ヒンドゥー教と仏教にまつわる蛇のさまざまな伝説や言い伝えを集めた「Manasa」(フランス語版)はまだございます。

日本語版は版切れで高騰し(漸次重版はされているようですが、ハンドメイドのため多く刷るのが難しいようですね)、値段が高くなってしまった古本で手に入れるよりは重版を待たれたほうが良いかと、古本屋の自分でも思いますが、英語版やフランス語版のものは、現時点では、わりと買いやすい値段で時折当店にも入ってきますので、英語やフランス語でも良い方にはオススメです。

勿論、タラブックス本の美しさは変わりません。


当店のタラブックスの本はこちらです。

0コメント

  • 1000 / 1000