日本語の翻訳作品では「どこいったん」「くらやみこわいよ」で知られるジョン・クラッセンの「HOUSE HELD UP BY TREES」です。柴田元幸さんの翻訳で日本語版は「木に持ちあげられた家」として2014年に出版されております。
ジョン・クラッセンは2013年にはコールデコット賞を、2014年にはケイト・グリーナウェイ賞を受賞するなど、2010年代を代表する絵本作家のひとりと言えるのではないでしょうか。
カナダ人である彼の生来の気質なのか、その作風は静かな叙情を感じさせます。
どことなく現代的な雰囲気を感じるのは、コンピューターと手描きを組み合わせて使っているからでしょうか。インタビューではコンピューターを使う時はシャープになり過ぎないようにと、仰ってもいます。
お話はアメリカの詩人Ted Kooserによるもの。始めは家族で住んでいた家、しかしやがて老人だけになり、そして誰も住まなくなったその家が、自然に育つ木々に持ち上げられる、、、
不思議な詩情と余韻を残す美しい作品です。
当店在庫商品は2012年初版。この美しいお話を英語原文で如何でしょうか?
当店在庫商品はこちら「HOUSE HELD UP BY TREES」
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