「さあ、みんなおはなししよう」ヨゼフ・チャペック Josef Čapek

こちらはヨゼフ・チャペックの「さあ、みんなおはなししよう」という本です。

チャペック?と聞くとどうしてもカレル・チャペックと思ってしまいがちですが、こちらはカレル・チャペックのお兄さん、ヨゼフ・チャペックの単著です。

弟のカレル・チャペックはロボットの語源となった「ロボット」という小説をはじめとした多くの小説、童話作品、エッセイなど、日本でも数多くの作品が翻訳されているチェコの国民的な作家ですが、その兄ヨゼフは画家として活動し、弟ヨゼフの作品の挿絵や装丁なども手掛け、兄弟の共著もありますね。

ヨゼフ・チャペックの描くイラストは、カレル作品で多く目にしている方も居るかと思いますが、少ない線で人物を本当に楽しそうに描きながら、デザイン性の高さも感じさせる魅力的な絵です。最近の本でも、そのイラストが装画などに使われているのも目にするので、古びない魅力を持った特別な作家だと思います。

さて、本の内容ですが、この本はチャペックおじさんが子どもたちにお話を聞かせるというスタイルで、幾つものお話が語られます。子どもたちと対話するように進んでいくお話はどれも、子どもたちの視点のそばに立った、奇妙で素敵なお話ばかりです。

この日本語翻訳本は1979年に出版され、その後絶版。今では少し珍しい本となってしまっています。当店在庫商品は比較的状態の良いものを在庫しておりますので、お探しの方がいましたら、どうぞサイトの方で御覧ください。


当店在庫商品はこちらです「さあ、みんなおはなししよう」


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