「はね はね はれの はねかざり」ミッシャ・ダムヤン 作 スージー・ボーダル 絵 Mischa Damjan Susi Bohdal

こちらはミッシャ・ダムヤン作、スージー・ボーダル絵による「はね はね はれの はねかざり」です。

この絵本は佑学社の「ヨーロッパ創作絵本シリーズ」の1冊です。チムニクやガンチェフ、ヤーノシュなどがそのラインナップに並ぶ豪華なシリーズです。

鳥たちの王さまが決まり、その戴冠式に演説をすることになったカラスが、その戴冠式に見合うような立派な服を、とカラスが色々な鳥の羽根を集めるお話です。

絵を描いているスージー・ボーダルはオーストリアの絵本作家ですが、その色彩感覚はヨーロッパ的な様式美と言うよりもっと土着的なものを感じます。他の作品「ねことわたしのねずみさん」などではこれまた違った、繊細な線の絵を見せているので、その作風の広さに驚かされます。

翻訳されている本はどれも絶版になってしまっているのであまり見る機会がないかもしれませんが、どれも素敵な絵で、楽しめる絵本を描いてくれています。


0コメント

  • 1000 / 1000