「武井武雄 刊本作品」Takei Takeo Roi Ram Ram

instagram200回目の更新ということで今回は特別な本をご紹介させていただきます。(100回目の更新の時はエリナー・ファージョン署名本を紹介させて頂きました)

準備のために昨日は更新が出来ずに申し訳ございませんでした。いつも見て頂いて、ありがとうございます。

こちらは日本で初めて「童画」という言葉を使い日本童画のパイオニアとも言われる武井武雄さんの刊本作品です。

「こどものために描かれる絵画はそれ自体が優れた芸術作品で無くてはならない」という主張の元、絵本、装丁/装画、プロダクトデザイン、そしてこの「刊本作品」と多くの素晴らしい作品を残しました。

さて、この「刊本作品」というものですが、1935年から制作され始め(当初は豆本と称されておりました)武井武雄さんが生涯に139点制作した、まさに「本の芸術」ともいうべき美術作品としての「本」が徹底的に追求された作品群です。「本の宝石」とも呼ばれています。

全ての作品にシリアルナンバー/署名が入り、本が出来る全ての過程、紙、印刷、活字の選択、物語、その全てに武井武雄さんが関わり、情熱が注ぎ込まれています。

それぞれの作品は違ったコンセプトで作られ、その中には使用する紙(パピルス紙)を種から育て、収穫し、乾燥させ、などと制作に四年も掛かっている刊本作品も(No.108「ナイルの葦」)あるほどです。

この度当店では、この刊本作品を9点upさせて頂きました。そのどれも、紙の感触、印刷の美しさ、本の隅々まで目を見張るものがあります。中から、お気に入りのものを見つけて頂ければと思います。

お値段も抑えめにさせて頂きましたので、サイトの方でどうぞ見てみて下さい。

今後も興味の惹くような、色々な本を紹介させて頂きたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

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