児童文学の世界で多くの作品を残している牧野鈴子さんの「森のクリスマスツリー」です。
牧野さんの作品の中には、はっきりと子供に向けて描かれたようなわかりやすい明確なイラストレーションのものと、幻想的で耽美的な、美しさを追求した作品とに分けることが出来るかと思いますが、この「森のクリスマスツリー」に関しては、どちらともとれるかもしれません。
でもやはり後者のほうでしょうか。(当店に在庫している「孵化」は完全に後者だと思います)秋から冬へ移っていく季節の移ろいが繊細なタッチで表現されています。
ぼんやりと光りが森のなかで漂い、雪が淡く輝いている様子には思わず息を呑んでしまいます。森番のおじいさんと動物たちのクリスマスイヴのお話です。
当店在庫はこちら「森のクリスマスツリー」
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