Květa Pacovská 1928-

今日は本の紹介の前に一つお知らせをさせて下さい。

当店では通常はご注文確定の翌日に発送をさせて頂いていたのですが、今後二、三ヶ月ほど、申し訳ございませんがご注文から発送までに二、三日お時間を頂いてしまうことがあるかと思います。

うちのお店は自分と妻の二人でやっているのですが、ここのところ妻の体調が優れない日が続いておりまして…、仕事の大部分は自分がフォローできるのですが、当店では本をお買上げ頂いたお客様へいつもお手紙を付けさせて頂いており、この手紙はいつも妻が書かせて頂いておりました。

お手紙を休ませて頂くことも考えたのですが、妻が、やはり当店らしく買って頂いたお客様にお手紙を付けさせて頂きたいということで…、ご注文頂いたお客様には誠に申し訳ございませんが、どうか発送までにいつもより少しだけお時間を頂ければと思います。

お急ぎのお客様には勿論個別に対応できますので、お急ぎの際はご注文の際にその旨お申し付けいただければと思います。

御迷惑をお掛けして申し訳ございませんが、どうぞ宜しくお願いいたします。

さて、今週はクヴィエタ・パツォウスカーの絵本をまとめて更新しております!

日本語の絵本からチェコ語の本まで色々と入っておりますので是非ご覧頂きたいです。

パツォウスカーは以前にも紹介させて頂きましたが、1928年生まれのプラハ出身の絵本作家です。国際的な評価も高く「小さなノーベル賞」とも呼ばれている国際アンデルセン賞画家賞もを始めとして絵本/イラストレーションの国際的な賞も数多く受賞しておりますね。

日本でも度々展覧会が開催されておりますので、好きな方も多いのではないでしょうか。

個人的にはクヴィエタ・パツォウスカーは、その絵の芸術的な側面が現代の絵本作家の中でも最も評価され、受け入れられている作家のひとりだと思っております。

印象的な赤と緑を使う作家のイメージがありますが、個人的にはやはりパツォウスカーの赤は世界中でもこの人にしか出来ない赤を使っている気がします。

この人の赤色は、やはり道化のもつ赤色のイメージでしょうか。非日常で奇抜であり、人々を愉快にさせながらも、その仮面の下に涙を持っている、道化の赤色。

パツォウスカーの絵の特徴の一つには登場する生き物たちの目の描き方もあると思います。どの目も単純に平坦に描かれ、開かれている時のそれはまるで仮面に描かれたもののようなのです。

パツォウスカーの目が仮面の目のようだと書いてから気付いたのですが、パツォウスカーの絵はエジプトの壁画の現代版のようにも見えますね。何処か神話的な感覚を呼び起こさせるような、そんな気がします。

パツォウスカーと道化、パツォウスカーと古代エジプト壁画との関係などを考えてみるのもとても興味深い気がしますね!


当店のクヴィエタ・パツォウスカーの本はこちらです。

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