「ソ連の人形と玩具展」

木曜日は絵本以外の本を中心にオンラインストアを更新しておりますので、こちらも絵本以外の本を。

「ソ連の人形と玩具展図録」です。

ロシア、グルジア、エストニア、ダゲスタン、ウズベクスタン、タジキスタン、ウクライナなど、各国の国立博物館などが所有する人形/玩具が多くのカラー図版で見ることが出来る、あまり類書がないと思われる本ですね。

それらはとても素朴で、大文字の「芸術」と言うものとは一線を画した「もの」ではありますが、そこにはその地に住む人々の歴史/記憶が、実際に多くの人々に触られたであろうその手の痕跡とともに、染み付いている気がします。

この無垢な素朴さ、そしてそこには自分の知らない他の誰かの記憶が纏わりついているというような感覚、この感覚は何処かで感じたことがあると、そして思い出したのはローベルト・クートラスの作品でした。

古い人形/玩具と、クートラスの作品、この二つを結ぶものをまだ自分の中で上手く言葉に出来ないのですが、この図録はクートラスが好きな方にも響くかと思います。


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ソ連の人形と玩具展

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