Marlene Reidel(マーレン・リーデル)の絵本は以前に一度紹介したのですが、その後はなかなか紹介する機会がございませんでした。
本日はマーレン・リーデルの絵本を数冊更新致しましたので、その中の一冊「WO ALLE AUF DIE SONNE WARTEN」をご紹介させて頂きます。
この絵本「WO ALLE AUF DIE SONNE WARTEN」はGesa Brunkowの詩にマーレン・リーデルが、絵を描いたもので、詩の絵本なんです。
詩と言っても、言葉の美しさや、ある心情、情景を歌ったようなものとは少し違って、子どものための詩で、なぞなぞのような体裁になっています。
と言うのもこの絵本は12の詩と、それぞれの詩に付けられた絵からなっている絵本なのですが、それぞれの詩はすべて「さて、それは何月ですか?」と締めくくられているのですね。
詩は十二の月の自然や行事を歌い、絵もそのようなそれぞれの月の特色を、美しく描いて表現しているのです。
こんな形の絵本ですので、ドイツ語がわからなくてもお子さんと一緒に楽しむことも出来ますし、単語単語で翻訳しながらでも、内容を知ることは難しいことではありません。
何よりマーレン・リーデルの絵は素晴らしく、当店でも度々紹介させて頂いているリロ・フロムやステパン・ザブレルなどとも似た感触を持った、物語の深みを感じる絵で、それぞれの月の物語を情感豊かに描いています。
マーレン・リーデルは以前紹介させて頂いた時には、日本ではほとんど知られていない、と書いたのですが、その後当店で入荷する度にすぐに売れてしまっていたので、その魅力は初見の方にも、充分に伝わるのかもしれません。
当店のマーレン・リーデルの本はこちらです。
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