意外にも当店でクレメント・ハードの絵本を紹介するのは初めてかも知れません。
マーガレット・ワイズ・ブラウンとの名作「おやすみなさいおつきさま」は日本でもとても人気のある絵本ですが、本日入荷したこちらの「WILSON’S WORLD」はお話はクレメント・ハードの奥様イーディス・ハードが手掛けている絵本です。
絵を描くことが好きなウィルソンが、絵を描くことによって、その世界を創り出すお話ですね。
似たお話ですと、ルース・クラウスとモーリス・センダックの名作「おふろばをそらいろにぬりたいな」が思い浮かびます。あの絵本はとても詩的なものでしたが、この「WILSON’S WORLD」は小説的と言う感じがします。
この主人公の男の子の空想によって世界が作られていくのですが、その展開には現代のこの世界への風刺も含まれているところには考えさせられもします。
男の子の思い描く美しい世界、そして美しくない世界が、クレメント・ハードの柔らかく暖かい色彩で、様々に描かれていきます。
ウィルソンが一体どんな理想の世界を描き出すのか、是非見てみて下さい。
横に捲っていくのではなくて、縦に開いていく絵本の形も面白いです。
当店在庫はこちらです。
「WILSON’S WORLD」Edith T. Hurd Clement Hurd
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