今年のイースター(復活祭)は今週末の16日です。日本ではあまり馴染みのないイベントですが、最近は随分耳にするようになり、イースターエッグなども見掛けるようになりました。
本日は、イースターの絵本が入荷しておりますのでその中から一冊ご紹介したいと思います。
以前、『CABBEGE MOON』『魔女たちのパーティ』などを紹介させて頂きましたアメリカの作家エイドリアン・アダムスの『The Easter Egg Artists』です。
イースターエッグデザイナーのうさぎのアボット夫妻には、かわいい息子オーソンがいました。イースターエッグアーティストとしてはまだまだの彼は、復活祭までの間に出かけた先々で、様々なことを経験します。
まずは、錆びた車とトレイラーをイースターエッグのようにペイントし、大きな家の装飾は得意な高いところを引き受けます。なにより、飛行機のペイントをしたお礼に飛行機にのせてもらい飛びまわったことは、オーソンを大きく変えました。いつの間にか、集中して仕事に取り組めるようになり、両親が見違えるほどです。
そして、家へを帰ってきた三人は、さっそくイースターエッグにペイントを始めます。すっかり一人前のイースターエッグアーティストになったオーソンが中心となって、オーダーされていたすべてのイースターエッグを描き終えました。納品を終え、近所の子どもたちのために前日の夜にはイースターエッグを色んな場所に隠しておきます。そして迎えた復活祭当日…。
コールデコット賞も受賞しているアダムスの愛らしいうさぎたちと美しい装飾が印象的な絵本です。彼女自身うさぎが好きなのか、うさぎが登場する絵本をいくつか手掛けておりますが、この絵本では息子のオーソンが経験を重ね、どんどん成長していく姿が見ていてとても微笑ましいのです。そして、魔女シリーズでもそうであるように、イースターエッグを隠す1シーンでだけ描かれている夜の描写に、やはりエイドリアン・アダムスの魅力を強く感じます。
気になる方はぜひサイトをご覧ください。
また、同時にアーノルド・ローベルの『MISS SUZY’S EASTR SURPRISE』とエドナ・バースがお話を手掛ける『Lilies, Rabbits, and Painted Eggs』が入荷しております。全て洋書ですが、かわいい絵とともにたのしめる本になっておりますので、この時期に合わせて読んでみてはいかがでしょうか?
ちなみに奥のリースの中にある卵型のチョコレートは、大好きなケーキ屋さんエーグル・ドゥースのこの時期限定のもの。復活祭の日に食べようと思います。
当店在庫はこちらです。
「The Easter Egg Artists」Adrienne Adamas
「MISS SUZY'S EASTER SURPRISE」Miriam Young Arnold Lobel
「Lilies,Rabbits,and Painted Eggs The Story of the Easter Symbols」Edna Barth Ursula Arndt
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