「PIRKO PTAKA OHNIVAKA」Vol.8,12,13,

昨日からチェコ絵本関係が幾つか入荷しております。

少しマニアックかもしれませんが今日はその中の「PIRKO PTAKA OHNIVAKA」という児童文学冊子の3冊を。

元々はこちらは旧ソ連から出版されていたもののチェコ語翻訳版で、東欧〜ロシアの民話がそれぞれの号で地方ごとに掲載されています。

ホチキス綴じのペーパーバックで簡易な作りの冊子なのですが、表紙、裏表紙の多色刷イラスト、中の二色刷りのカットはともに柔らかな発色をした美しい印刷で、デザイン的にも面白いものです。

イラストを手がけているのは号ごとに違うのですがこちらの3冊のうち2冊はイジー・ビェホウネクが、もう一冊はヤナ・シグムンドヴァーが手掛けております。ともにチェコで幾つもの絵本を出版している作家で、特にイジー・ビェホウネクの絵は微かにシュルレアリスム的な感覚が伺われる作風は、スウェーデンの画家マックス・ワルター・スワンベルクを思わせる部分も感じられ面白いです。

雰囲気的には日本の詩誌VOUに少し似た雰囲気を放っている冊子で、とても面白いものだと思いますので、是非オンラインストアで御覧ください。


当店在庫はこちらです。

0コメント

  • 1000 / 1000