皆さんは、眠る前に本を読みますか?
自分も色々なところで読みますけれど、でもやっぱり一日の終りはベッドで本を読んで、眠りたいです。
それが幸せなことだと思っているのは、幼い頃の記憶と関係しているのでしょうか。
子どもに、眠る前の本の読み聞かせをしながらいつも思うのは、どうか幸せな気持ちで眠ってほしいなあ、という事です。
そうして、眠る前に本を読むのは何だか幸せなことだと思ってくれたら、大きくなってからも、それがどこかで心の支えの一つになってくれる気がするのです。
立川のPLAY! MUSEUMで開催中の『誕生65周年記念 ミッフィー展』にあわせて発売された本「ちいさなぬくもり 66のおはなし」が当店にも入荷しております。
ディック・ブルーナと親交のあった森本俊司さんによる、66の、ミッフィーとその作者ディック・ブルーナについての、ちいさなお話。
それはミッフィーの創作秘話や、ブルーナの日常生活のことなどの、どれも短いお話で、トリビア的な本、と言ってしまえばそうなのですが、この本にはなんだかそうした雑学的な本とは一線を画す何かがあるように感じられます。
この本を通してずっと流れている優しく暖かいリズムが、はっきりとあるように思えるのです。
それはきっと、ディック・ブルーナが創作を通して表現した、様々なポジティブな視線が、この本にも同じようにあるからだと思います。
本の巻頭にはブルーナのこんな言葉が掲げられています。
『寝る前に読んでもらう絵本の
ストーリーの終わりがあたたかいものだったら、
子どもたちは一日をとても幸福に感じるでしょう。
そして心地よい眠りにつけるはずです。』
この小さな本は、子どものための本ではありませんが、ブルーナの作品を愛する大人の人が眠る前に手に取れば、幸せな気持ちで眠りにつける、そんな本だと思います。
文庫本サイズというのも、ベッドの中に持っていくにはぴったりですよね。
当店の店頭でも、オンラインストアでも、どうぞご覧下さい。
「ちいさなぬくもり 66のおはなし」森本俊司 ディック・ブルーナ
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