先日はエルマー・ボイド・スミスのノアの方舟をご紹介しましたが、こちらはリスベート・ツヴェルガーのノアの方舟のフランス語版「L’ARCHE DE NOE」です。
日本語でも翻訳されていますが、表紙のデザインも違い、判型も日本語版よりも一回り大きいですね。
ツヴェルガーの作風は前期と後期の二つに大別できると思うのですが、その後期の仕事の代表作のひとつがこのノアの方舟ではないでしょうか。
前期で見られたアーサー・ラッカムの影響をうかがわせる線は影を潜め、大きな画面に余白と言いますか、抜けを効果的に作り、抑制の効いた洗練された世界を見せてくれます。
ジャンルは異なりますが前田昌良さんの作品世界と通じるものがある気がするのは私だけでしょうか。
旧約聖書の古い物語ですけれど、ツヴェルガーが描くとこんなにも現代的に見えるのが不思議ですね。
オンラインストアを覗いて頂けると嬉しいです。
ツヴェルガーは先日久しぶりに日本語版での新作「レオンスとレーナ」が発売されましたね!
まだ購入出来ていないのですが、読むのが楽しみです。
写真で使っている本を飾る什器、ブックフレームですが今後紹介する予定ですので、こちらも楽しみにして頂けると嬉しいです。
当店在庫はこちらです。
「L’ARCHE DE NOE」LISBETH ZWERGER
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