何処にも行けていないので、異国の絵本を見て、心は海の向こうへふらふらと飛んでいく毎日です。
最近また、二年前に買い付けた際のポーランドの絵本で、オンラインストアに上げていなかったものを更新したり(今更ですね…)、以前upしたものを見返したりしています。
こちらも可愛らしい1冊。
「Po rozum do glowny」Barbara Lewandowska Halina Gutsche
絵を描いているのはHalina Gutsche、1928年生まれの、ポーランドの
イラストレーターです。戦後50年代〜70年代にかけて多くの絵本を出版致しました。
当店でも以前オマケにお渡ししたり、店頭で販売していたポーランドの児童雑誌Misでも多く活動しておりました。
そのイラストはカラフルでデザイン的な感覚もあり、同年代(50’s)のアメリカや、フランスのイラストレーターとも共通する洗練されたものが強く感じられます。
イラストはそうなのですが、本の造りは「ポーランドの絵本」といった感がやはりありますね。
簡易なペーパーバックで(以前にも書いたと思いますがポーランド絵本はペーパーバック、すごく多いです)、少し集めのわら半紙のような、ざらざらとしたやや茶色がかった紙(経年ヤケもありますが)、この造りがポーランド絵本特有の暖かさが感じられるようで、自分はとても好きです。
なんと言えば良いのでしょうか、古さと、新鮮な感覚が一体になった、ポーランド絵本特有の、モノ感があります。
お話はこれはなぞなぞの絵本ですね。テキストと絵でなぞかけがあって、巻末に答えのイラストが載っています。
楽しくて可愛らしい絵本で、とても好きです。
ぜひオンラインストアの方でも、御覧ください。
当店のHalina Gutscheの絵本はこちらです。
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