さきほどオンラインストアに更新後、すぐに売れてしまったのですが、佐藤義美/脇田和「プークマ ウークマ」すごく可愛いです…!!
「復刻絵本絵ばなし集」の中の1冊で、元版は1942年。
この時代にしては内容がかなり緩くて(二匹のくまのほのぼのとした日常…)、脇田和の絵も本当に素晴らしいです。
中川宗弥さんの絵のような、柔らかい色彩で、ページを捲っているだけで幸せな気分になれます。
同時代、同シリーズ(新日本幼年文庫)での他作品は、完全に戦時下の意識の強い作品も多くあるので、この「プークマウークマ」は奇跡の様な作品に感じられます。
(例えば恩地孝四郎が絵を手掛けた「マメノコブタイ」(大木惇夫 文)では「お母様がたへ」と題された前書きに「この本は、えんどう豆の世界を擬人的に扱って、協同の力強さを幼い者たちにおのづから感得させようと言う意図のもとに書いてみました…<中略>...高度国防国家の理念が、この、をさない繪物語りの世界で、どれほどまで比喩的に、或いは象徴的に、また暗示的に、感覚化されたかということ…<中略>...国民精神の基礎工事が、将来の大国家を背負って起つ幼少者の胸にこそお最も清新に逸早く植えつけられなくてはならない…」などと書かれています…。)
この「プークマウークマ」の入っている5冊セットの巻はもう既に売れてしまっているのですが、再入荷お知らせメールをご登録頂ければ、再入荷出来るように努めさせて頂きますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
「マメコノブタイ/プークマウークマ/オサルノエウチエン 他全5冊セット(復刻絵本絵ばなし集)」恩地孝四郎/脇田和/清水崑 他
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