大分前にまとめて入荷していたのですけれど、倉庫に置いたままになっていた「復刻絵本絵ばなし集」を本日、三冊だけですが、更新しております。
明治末期〜昭和初期にかけての、西洋の風を受けて変化、発展していった近代日本の絵入り子供の本の歴史をざっと見渡せるこの復刻絵本のシリーズ。
ほるぷの復刻絵本のシリーズの中では、一番手に入りづらくなっているでしょうか?(これか、オズボーンのはこぶね/つのぶえセットですかね)
本日はその中から武井武雄、名越国三郎、川上四郎が絵を手掛けたものを更新しております。
川上四郎の「ソンゴクウ(オトギカワリエ)」は、元は1930年の発行です。
「オトギカワリエ」と付いているように、ちょっとしたしかけ絵本の体裁になってます。
ページとページのあいだに半分のサイズのページが挟まり、同一場面での2つの場面を表現できるようになっているんですね。
名越国三郎の「お伽噺とお伽唄」は薄田泣菫作のイソップ風のお話集です。
元は大正六年の発行。中は単色刷のコマ割りで進んでいくお話ですが、何より表紙が良いですね。まさにこの大正期の和と西洋の調和の感覚があります。
ぜひぜひ、オンラインストアの方でも、御覧ください。
当店オンラインストアの「復刻絵本絵ばなし集」はこちらです。
0コメント