「AT CHRISTMAS TIME」Valerie Worth　Antonio Frasconi

本日クリスマス絵本の第三弾として30冊ほどをオンラインストアに更新致しました。今回の更新でクリスマス本は最後の更新ですので、今まで更新した分とあわせて是非ご覧ください！

クリスマスの幸福な雰囲気を感じられる素晴らしい絵本がたくさんあります。

その中からこの珍しい一冊をご紹介させて下さい。

こちらは「AT CHRISTMAS TIME」という絵本で詩をValerie WorthがAntonio Frasconi（アントニオ・フラスコーニ）が絵を描いています。

Valerie Worthの詩はクリスマスに関する色々なもの、例えばリースやクリスマスツリー、オーナメント、プレゼント、サンタクロースなどのことをうたった詩で、読んでいるとクリスマスの特別な空気感が胸に湧き上がってきます。

しかもこの詩は時系列に進み、12月のはじめから始まり、やがてクリスマスを迎え、そして新年、次の春を迎えて終わるという構成になっていて、年の瀬のワクワクするような、そわそわしてしまうような、そんな感覚や、クリスマスイブの夜のあの静謐さ、クリスマス当日の朝の、ほかのどんな日とも違う朝、そして大晦日の夜、友人たちと集まって星空の下、年が明けるのを待った、そうしたきっと誰もが経験している幾つもの１２月の、特別な思い出と空気を、スライドのように思い出させてくれるものになっています。

そして何と言ってもアントニオ・フラスコーニの絵が素晴らしいのです。

フラスコーニは日本ではその作品はほんとん出版されていないのであまり知られていませんが、アメリカではコルデコット賞（オナー賞）も受賞してる作家さんです。木版画の作家として有名でこの絵本でもその素晴らしい仕事を見ることが出来ます。木版画の絵本というとマーシャ・ブラウンがすぐに思い浮かびますが、このフラスコーにも本当に素晴らしい絵を見せてくれます。

日本では中々見る機会もなく手にすることもない絵本だと思いますので、この機会に如何でしょうか？是非オンラインストアでも御覧ください。

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「AT CHRISTMAS TIME」Valerie Worth　Antonio Frasconi