本日更新した新入荷商品の中に素敵な猫の絵本が三冊入ってきました。
その中から今日は「まいごのミニー」を。
こちらはオーストラリア出身のアネット・マッカーサー・オンスローによる絵本です。彼女は絵本や児童文学の挿絵を描いていて、ここ日本でも数冊翻訳出版されてもいます。
この絵本「まいごのミニー」はある別荘に暮らす白猫ミニーのお話です。森の外れにあるこの別荘でミニーは暮らしていたのですが、ひょんなことから森のなかに入り込み迷子になってしまいます。
幾晩もひとりで森の中をさまよう、そんなミニーの様子が描かれている絵本なんです。
とてもおもしろい絵本なのですが、前書きにこの絵本の訳者の神宮輝夫さんがこの絵本の魅力を語っています。この前書きがこの絵本の魅力をとても良く語っていますので、少し長いですが引用させて下さい。
「この絵物語は、飼っていたペットのことを淡々と綴ったものです。小説のような山場もなければ、特別読者をの興味をかき立てるような努力もしていません。しかし、隠された物語と言うような魅力があります。生きものへの愛情が、その魅力を生んでいるのだと私はつくづく感じさせられました。
この物語の語り手は、人間と動物を対等の生きものと見ています。そして、一つの生命を守るために必死になっています。この生命への思いが、細かい観察と、きたえこんだ画才によって、愛らしく楽しい絵を生み、控えめな文章とともに、楽しい絵物語をつくりあげました」
この絵本の他にも、当店には猫の絵本が幾つかございます。
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当店在庫はこちらです。
「まいごのミニー」アネット・マッカーサー・オンスロー
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