昨日更新しましたクリスマス絵本ですが、ありがたいことに既に幾つもご注文頂いております。
当店は古本屋なので、基本的には在庫は一冊しかございません。売り切れてしまった後も再入荷リクエストは受け付けておりますが、再入荷出来るかどうかは、申し訳ございませんが、なかなかはっきりとご案内することが出来ないのですね。
人気のある本は売り切れた後にも何十件と再入荷リクエストを頂くのですが、ご希望の方全員の本を入荷するのはとても難しいです。
ですので、気になった本はお取り置きも出来ますので、どうぞお早めにお願い致します。
さて今日はそのクリスマス絵本の中から一冊を。
Fritz Baumgarten(フリッツ・バウムガルテン 1883-1966)による「Wie's Tannenbäumchen ins Weihnachtsstübchen kam」です。
フリッツ・バウムガルテンはドイツでとても人気のある絵本作家のひとりで、1920年代頃から、グリム童話や、この本のようなクリスマス絵本をはじめとして、多くの作品を残し今でも愛されています。
この絵本にも登場する小人/ドワーフの物語も多く描き、ドイツでは「ドワーフの物語の父」とも呼ばれているそうです。
同じヨーロッパでもそれぞれの国の絵本のイラストレーションには特徴がありますけれど、バウムガルテンは所謂ドイツ絵本のイラストレーションの特徴を体現している一人でもあると思います。黒/森/ドワーフこの辺りをキーワードにドイツの絵本の特徴を語ることも出来そうですね。
そしてバウムガルテンはスイスの絵本作家エルンスト・クライドルフから決定的な影響を受けた作家でもあります。共通する魅力を持っていますので、クライドルフが好きな方にもお薦めです。
20世紀前半に活躍した絵本作家ですが、当店在庫商品は2008年の版です。古い本のような味わいはありませんけれど、新しい本ですので状態は良く、背表紙の赤い布装など、クリスマスらしい装丁になっているのも素敵な絵本です。
当店在庫商品はこちらです。
「Wie's Tannenbäumchen ins Weihnachtsstübchen kam」Fritz Baumgarten
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