今日は今年ハンガリー/オーストリアで買い付けてきた絵本の、まだオンラインストアに上げることが出来ていなかった分を更新致しました。
100年ほども前の絵本からレイク・カーロイ、サーントー・ピロシュカなど人気のある作家さんのものもありますので、覗いて頂けたらと思います。
今回はその中から1919年にベルリンで出版されたアンデルセン童話集「ANDERSEN MAERCHEN」です。
収録されているお話は小クラウスと大クラウス、裸の王様、エンドウ豆の上に寝たお姫さま、いたずらっ子、などなど沢山のお話が載っています。
挿絵を描いているのはポーランド出身の画家ALFRED THONです。
それぞれのお話に大体ひとつはALFRED THONによる水彩画が付いています。この挿絵の水彩は、絵本ではあまり見られませんが、しばしば古い画集などで見られるような絵だけを別刷りで印刷したものを本に貼り付ける体裁のものになっています。
これは本文の紙とは絵の部分の紙を別にすることによって、美しい印刷を実現できる方法なんですね。ここ数十年は印刷技術が発達したためにそのような必要はないので、今ではあまり見ることはありませんね。
画集のように別紙に刷られたこの水彩画がほんとうに美しいのです。100年近く前の本ですけれど、色は柔らかく美しく発色し、アンデルセンのメルヘンの世界へ誘い込んでくれます。
アンデルセンがお好きな方に是非お薦めしたいです。
買い付けてきた絵本はチェコの絵本がまだ20冊〜30冊ほどありますので、来週までには何とか更新したいと思っております。過去の更新分と合わせて見て頂けると嬉しいです。
当店在庫はこちらです。
「ANDERSEN MAERCHEN」ALFRED THON
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