レナード・ワイスガードは当店でいつもお薦めしている絵本作家のひとりですので、今までにも度々紹介させて頂いておりました。
今日はそのワイスガードの絵本「人類のはじまり」です。
お話を書いているのはローズ・ワイラーとジェラルド・エイムズで、子どものための科学の本の先駆者です。
そのタイトルの通り、人類の始まり、哺乳類の中から類人猿が生まれ、やがて道具を使い言葉を使うようになり人間となっていった過程が、ワイスガードの美しい挿絵とともに語られています。
このお話の作者二人とワイスガードのコンビではもう一冊「地球のはじまり」という本もありますね。
子どものための学習絵本ですが(小学校中学年以上が良いでしょうか)、芸術性の高いワイスガードの挿絵ですので勿論大人の人も楽しめます。
個人的にはこうした人類のはじまりの歴史を読むと、エリー・フォールの「美術史、古代美術」や、はたまたフレイザーの著作、そして中沢新一などが思い浮かび、刺激を受けます。
ワイズガードの絵本の中でも1970年代に日本で出版された古い本で、以前紹介しました「かみさまのほん」とともに珍しい絵本ですので、ワイスガードお好きな方は、お早めにどうぞ。
当店在庫はこちらです。
「人類のはじまり」レナード・ワイスガード
0コメント