「Il faut que j'y aille」Junko Nakamura

フランスで活動するイラストレーター/絵本作家のJunko Nakamura

(ナカムラジュンコ)さんの作品は時折入ってくるのですが、紹介は初めてだったでしょうか。

ですが、いつも紹介したいと思っていた作家でした。

(いつも店頭やイベントですぐに売れてしまうので、オンラインストアにはなかなか上げれていませんでした)

ナカムラジュンコさんは既に10冊近くの絵本を出していますが、その全てはフランスの気鋭の出版社、editions MeMoから出版されており、まだ日本語の絵本は出ていない(恐らく)作家さんですね。

2018年にはイルフ童画館で逆輸入というような形で、展覧会も開催されました。(なんとポール・コックスとの二人展!見たかった…!!)

面白く、楽しい、そしてセンスの感じる絵本を作る作家さんですが、日本ではまだまだ知られていないと思います。

先日オンラインストアに上げた絵本「Il faut que j’y aille」はボードブックタイプの絵本ですね。

タイトル「Il faut que j’y aille」は「行かなくちゃ」とでも訳せばいいでしょうか。

1ページ目は、小さな子ども(猫型)が子ども部屋で車輪の付いた箱を覗き込みながら、何を箱に入れようか考えています。

自分の玩具の中から、どれを選んで箱に入れ持っていくか、決めるのは難しい。

悩んだ末に色々詰め込んで、箱の紐を引っ張って母親のいるキッチンを通り過ぎて一言「行かなくちゃ」

箱を引っ張って玄関から出て「行かなくちゃ」

そして家の裏手に回って、子どもが付いたその先は…。

短いテキスト、ボードブックと言うこともあり小さなお子様から楽しめる絵本なのですが、大人の感覚でもオシャレで楽しい絵本だな、と感じるのはその色と直線の感覚でしょうか。

人物造形は力が抜けていてユーモラスに感じられるのも、親しみやすくて良いですね。

個人的にもとても好きな作家さんです。

そんなに頻繁に入荷してくる作家さんではないのですが、当店では今後も強くオススメしていきたいと思っております。

どうぞご覧ください。


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