「Het Grote Lijster boek」Annie M.G.Schmidt Fiep Westendorp etc

昨日のディック・ブルーナに続き、今日もオランダの絵本を。

オランダの絵本作家と言っても、すぐにはイメージが浮かばないかもしれませんが、ブルーナに続いてオランダの児童文学を代表する作家としては、マックス・ベルジュイス(2004年国際アンデルセン賞画家賞)やアニー・M・G・シュミット(1988年国際アンデルセン賞作家賞)が挙げられると思います。

今日はそのアニー・M・G・シュミットの本で、こちらはいろいろな絵本作家によって描かれたシュミットの作のお話が一冊の中にまとまって入っています。

シュミットのお話と言えば日本ではフィープ・ヴェステンドルプが絵を手掛けている「イップとヤネケ」が一番親しまれているでしょうか。

この本の中にはその「イップとヤネケ」の短いお話も幾つか載っています。

このフィープ・ヴェステンドルプが挿絵を描いている作品をはじめとして、先程の名前を挙げたマックス・ベルジュイス、そしてカール・ホランダー、テー・チョン・キンなど、日本でも翻訳出版されているシュミット作品を飾る絵本作家たちの作品が一冊の本の中に散りばめられています。

オランダを代表する児童文学作家のひとりとあって、挿絵を描いているイラストレーターたちも本当に素晴らしいです。

テキストはオランダ語ですけれど、巻末にはちゃんとどの絵をどの作家が描いているかがわかりやすくまとめられているので、この本から好きな作家を見つけるのも良いですね。

勿論シュミットを好きな方が、色々な絵本作家によって描かれた彼女のお話の絵を一冊の本で見れるのも嬉しいのではないでしょうか。

ブルーナに続き、是非この本でオランダの絵本の雰囲気を味わって頂きたいです。

当店在庫はこちらです。

Het Grote Lijster boek」Annie M.G.Schmidt Fiep Westendorp etc

0コメント

  • 1000 / 1000