こちらは昨年11月に発売された、アニメーション作家/イラストレーター大桃洋祐さんの初めての絵本「ぼくらのまちにおいでよ」です。
発売後すぐに紹介したいな、と思っていたのですが引っ越しや出産、新店舗の開店などでバタバタとし続けてしまい、昨年10月以降の新刊をほとんど紹介できておりませんでした。
これから少しづつ、また色々と紹介できればと思っております。
「ぼくらのまちにおいでよ」はそのタイトルの通り「ぼくら」の住む街を、紹介してくれるお話です。
ライオンの花屋さん、ゾウの本屋さん、ハリネズミは保育士さんで、リスはお菓子屋さん。
色々な生き物がこの街では愉快に働き、暮らしている。
何でしょう、お話に余白が大きくあるのが良いですね。
絵が細部まで描かれているので、このお話の余白を絵を見ながら自分の想像力で埋めていく楽しさがあります。
通りを歩くキリン、大きなぬいぐるみを抱えた女の子、みんな、何をしているところなんだろう。
絵も勿論素晴らしいです。
堀内誠一さんやアンドレ・フランソワなど、様々な分野で活躍した、世界的なアーティストの空気を感じるのは自分だけではないと思います。
ジャンルを越境するようなイラストレーションなのですが、絵本としての楽しさがそこここに溢れている、とても素敵な絵本です。
お子さまから大人まで、自身を持ってオススメできます!
プレゼントにも良いですね。
贈る相手が子どもでも大人でも、ほんとうにどちらでも良いと思える、貴重な作品である気がします。
ぜひオンラインストアの方でも御覧ください。
「ぼくらのまちにおいでよ」大桃洋祐
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