ドイツ出身、イギリスで活動した画家、Renate Meyerの絵本を先日更新しました。
それぞれの好みもありますが中の絵に比べると、表紙の絵があまり可愛くないかな、と感じるので、ぜひ中も見て頂きたいです。
表紙は少し暗い感じですが、中の大部分の絵はより叙情や喜びを強く感じるもので、より多くの人に届きそうな、美しい絵で溢れています。
中にテキストはなく、絵だけで展開されていく絵本です。
子どもの姿、ひとりきりでいる、そして友人たちと遊ぶ、喧嘩をする、子どもの姿が、不思議な色彩と線で、生き生きと描かれています。
この絵の雰囲気はどこかチャールズ・キーピングのようです。
著者のプロフィールを見ると、Renate Meyerはなんと1952年に結婚したキーピングのパートナーとのこと。
夫婦で作風が似る作家は多くいますが、この夫妻も互いに良い影響を受け、二人のそれぞれの表現が出来上がっていったんだと思います。
キーピングが好きな方には勿論、たくさんの人に見て頂きたい、美しい絵本です。
「VICKY」Renate Meyer
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