「ぼくとおどりませんか」エズラ・ジャック・キーツ

キーツの本は過去に何度も入荷しておりますが、紹介したことはあったでしょうか?

「ゆきのひ」でコールデコット賞も受賞しているエズラ・ジャック・キーツは、「ゆきのひ」をはじめ「ピーターのくちぶえ」「ピーターのいす」など、コラージュ作品が特に有名ではないかと思います。

どの作品も文章量は少なめで、絵の力を信じ、その力を発揮できている数少ない作家でもあるのではないでしょうか。

この「ぼくとおどりませんか」もその一つ。全くと言っていいほど言葉はありません。そして、内容もとってもシンプル。

眠っている犬に、猫が話しかけます。「もしもしー ぼくといっしょにおどりませんか?」ページをめくると船乗りの制服に着替えた2匹が軽やかに踊りはじめます。次をめくると、インディアンのお面を持ってステップを踏む2匹、ギリシャの神殿をバックに羽衣をまとった犬が踊れば、ハットを被りステッキを持った猫がご挨拶。そんな具合に次々と衣装と踊りが切り替わっていきます。

シンプルですが、あとがきにもあるように、踊りに合わせいろんな音楽が聴こえてくるような、そして子どもが見たらきっと一緒に踊り出してしまうような、楽しい絵本です。こんな風に、純粋に絵を楽しめる本だから、世界中で愛されているのでしょうね。

写真からも伝わるでしょうか?絵を思い切り楽しめる絵本です。是非サイトでもご覧ください。


当店のキーツの本はこちらです。

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