詩のような絵を描く絵本作家。
そう思える作家は何人かいますけれど、この二人もその絵本作品から詩を感じる作家です。
Klaus WinterとHelmut Bischoff。
この二人はドイツ、オッフェンバッハ・アム・マインで活動した画家/イラストレーターで、ともに50年代から広告の仕事、子どものための絵本作品などを一緒に制作しました。
最近入ってきたのはともにペーパーバックの絵本で、「Mool」というモグラが主人公の絵本と「Kuckuck, kuckuck ruft’s aus dem Wald」というカッコウが主人公の絵本の二冊です。
木版画に鮮やかな色の面が重ねられた、素朴ながらも洗練した印象を感じる美しい絵を見る事ができます。
このセンスはミッドセンチュリーのアメリカや北欧のデザイナーたちの感覚を思わせますね。この辺りのものが好きな方にはきっと気に入って頂けるかと思います。
自然と、動物たちが織りなす世界の姿。
それが何処か詩的に表現されているのですね。
こうした言い方をすると、ジョールジュ・レホツキーとも似た感覚があるのではないでしょうか。
自分は大好きな作家なのですが、頻繁に入荷をする絵本ではないので、気になる方はぜひオンラインストアでも御覧ください。
当店の絵本好きの皆さまにも、きっと気に入って頂ける作家だと思います。
当店のKlaus Winter×Helmut Bischoffの絵本はこちらです。
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