「BOOK OF NONSENSE」EDWARD LEAR

こちらはルイス・キャロルからエドワード・ゴーリーにまで影響を与え、現在に至るまで芸術創作のインスパイアの源であり続けているエドワード・リアのナンセンス詩の絵本「Book of Nonsense」の二冊です。

一冊はほるぷ出版による復刻シリーズのオズボーン・コレクションの中の一冊で、もう一冊はCD付きの「Book of Nonsense」です。

オズボーン・コレクションの一冊は大きな判型、三方金、そしてイラストは全てカラーイラストと豪華な造りになっており、CD付きのものはCDの中には詩の朗読(英語朗読)が収録されています。こちらには音声データの他にリアのイラストを使ったアニメーションも収録されているようなのですが、手許のPC(MacBook Air OsX El Capitan)では再生が出来ませんでした。ですので映像の方の再生は保証できないのですが、朗読は聞くことが出来ます。

所謂リメリックと呼ばれる五行詩の絵本ですが、その詩の押韻の感覚はナーサリーライム(マザーグース)のように口に心地よく、異質なイメージの組み合わせは滑稽とも、芸術的な面白さとも(それはロートレアモンの「解剖台の上でのミシンとこうもり傘の不意の出会いのように美しい」のように)受け取れるほど豊かなものに感じます。

何気ない気持ちで気が向いた時にパラパラめくって読むだけでも、面白い本です。

BOOK OF NONSENSE」EDWARD LEAR(オズボーン・コレクション)

BOOK OF NONSENSE」EDWARD LEAR(CD付き)

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