フローベルグの2024年の営業は本日で終了いたしました。
本年も何とか古本屋を続けることが出来ました。
当店に関わってくださった全ての方に感謝を申し上げます。誠にありがとうございました!
2024年は店内での作家さんによる展示も継続的に開催させて頂くようになり、当店に関わってくださった方が増えていった1年でした。
そうすると、何だかこのフローベルグが『自分の店』という感覚が薄れていって、自分はこの店を構成するほんの一部分でしかないんだな、と嬉しく思っていました。
これは古本屋として、本の買い取りについても言えることで、今年は大きな買い取りも幾つか任せて頂き、当店の専門である『絵本』というジャンル以外の、芯のあるご蔵書のご整理をお手伝いさせて頂きました。
そのお陰で当店の得意の取り扱いジャンル以外の良書も多くお店に置くことが出来るようになり、これも、店の中で自分の色が薄くなって良かったな、と強く感じています。
取材などで時折お話したこともあるのですが、自分は、個人経営のセレクト書店/独立系書店という意識は全く無く、従来的な、保守的な古本屋の流れにある本屋であることを意識しています。
町に開かれた、ほどけた本屋で、古本屋で、来ていただく方に、関わっていただく方に、育ててもらっている。
うちのスタッフはわかると思うのですけど、自分がスタッフが店にいるときはわりと気軽に店から出てどこかへ行ってしまうのは、自分が『店にいつもいる人』って思われるのが嫌なんですよね…。自分の店みたいで…。(?)
ただのちょっと本に詳しい店員の一人として見てもらうくらいがちょうどいいです…。
(誰もいないお店に、一人でいるのもすごい好きなんですけれど)
2024年のフローベルグも自分は好きでしたが、もっと良いお店に出来ると思っております。
来年も、どうぞフローベルグを宜しくお願い致します。
とりとめもなく、久しぶりにお店のことを色々と書いてしまいました。
プライベートでは、子どもの入院や、自分の長期の体調不良などがあり、何かと健康について考えさせられる年でした。
まだもうちょっと長生きしたいので、健康には本当に気をつけます…。
年の瀬の夕方の空はさみしくて良いですよね。寒くて光も澄んでいて。
それではみなさま、風邪など引かぬよう、良いお年をお迎え下さいませ。
2025年も、どうぞ宜しくお願い致します。
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